効果的なワークの解き方(3)数学編

こんにちは!

「わかる」を増やして
「できる」に変える

成績アップサポーター” の
斉藤亘です。


前回の「英語」に続いて、
今回は「数学」のワークの
効果的な進め方
について
お伝えしていきます。


数学のワークの構成は
英語のワークよりもシンプルで、

・左ページには
 基礎問題であるA問題

・右ページには
 標準問題であるB問題

・その右下には
 発展問題であるC問題

といった構成が一般的です。

ここで先に結論を述べます。


まずは、少々乱暴な
言い方になりますが、

「前回のテストが
 80点以下だった人は
 C問題(発展)を
 飛ばすべし

「前回のテストが
 80点以上だった人は
 C問題(発展)も
 反復すべし


そしてもうひとつ。

数学も英語と同じように、

「A問題(基礎)を
 徹底的に反復してから
 B問題(標準)に
 進むべし」


この2つが、数学の

点数アップの鉄則

です。


まずは1つ目のルール、

「前回のテストが
 80点以下だった人は
 C問題を飛ばすべし」

「前回のテストが
 80点以上だった人は
 C問題も反復すべし」

について。


はっきり言って、
数学のC問題は難しいです。

「解説を読んでみても
 わけがわかりません」
という質問もよく受けます。


でも、わけがわからなくても
大丈夫です。


C問題レベルの
異常に難しい問題を
30点分も40点分も出すような
先生はほとんどいません

ふつうは15点分くらい、
多くても25点分くらいです。


裏を返せば、
C問題レベルの難問が
一問も解けなくても、

A問題やB問題が
確実に解ける

ようにしておけば、

80点くらいは
確実に取れる

ということです。


特に平均点前後で
伸び悩んでいる生徒

平均点に遠く及ばず
苦戦している生徒
は、

「C問題のような難問は
 さっさと飛ばして
 その分の時間を
 A問題とB問題の
 反復にあてる

ようにしてみてください。


さらに乱暴な
言い方をすれば・・・

わからないC問題に
頭を悩ませる時間が
もったいない
です!

どうせわからないなら
最初から飛ばして
しまいましょう!


チャレンジすることは
確かに大切ですが、
「無謀なチャレンジ」は
挫折感や徒労感を
生み出すだけ
ですので、
正直オススメできません。
時間も余計にかかりますし。


80点以下の人は
何も気にせず
C問題を飛ばす!


たったこれだけでも、

かなりの学習時間が
確保できます


そして2つ目のルール、

A問題(基礎)を
 徹底的に反復してから
 B問題(標準)に進むべし」

について。

これは英語のときと同じです。


まずは悪い見本から。


A問題(基礎)が解けない

そのままB問題(標準)に進む

当然ながらB問題も解けない
考えるのにも時間がかかる

C問題(発展)にも
取り組んでみる

まったく解けない
解説を読んでも理解できない
読むだけでも時間がかかる

バツだらけなので
解き直しにも時間がかかる

終わらない

もう答えを丸写ししちゃえ!


という負の連鎖に
陥っている生徒も
多いことと思います。


これを断ち切る方法が、

A問題(基礎)を
 徹底的に反復してから
 B問題(標準)に進むべし」

というわけです。


A問題(基礎)に取り組む

A問題が解けない

A問題を徹底的に反復して、

問題を見た瞬間に
解き方が浮かぶ

ようにする

その後でB問題(標準)
に取り組む

B問題もすらすら解ける
考えるのも短時間で済む

バツが少ないので
解き直しも短時間で済む

標準問題の反復も
全く苦にならない

C問題(発展)は飛ばす
もちろん解き直しもしない

それでも80点は
十分取れる!



または、C問題を飛ばさずに、

C問題(発展)も解く
徹底的に反復する

90点~100点にも
手が届く!

といった好循環・好成績が
得られるようになります。


ちなみに、
C問題を飛ばすつもりで
A問題とB問題だけを
徹底的に反復
していたら、

いつの間にか
C問題も解けるだけの
力が身に付いていた!

ということもよくあります。


そういう意味でも、
「C問題は飛ばす」というのは
決して試合放棄前提の言葉
などではありません

ワークに取り組むときの
心理的なハードルを
少しでも下げ
つつ、

あわよくばC問題も
解けるだけの力を
付けてしまおう

というねらいがあります。


なお、細かいことですが、
見開き2ページ分を
まとめて反復するよりも、

1ページずつ、あるいは
1ページの半分ずつ
反復する
ようにする

と良いでしょう。

解き方を間違えたままで
たくさん解き進めると、
間違った解き方が
身についてしまう

おそれがあるからです。


幸いなことに、数学のワークは
2段組になっていることが多く、
最初から1ページが左右半分に
分けられているので、

半ページずつ反復するのに
非常に適しています


 A問題の1列目を反復
A問題の2列目を反復
B問題の1列目を反復
B問題の2列目を反復
→C問題は飛ばす、または反復


といった感じで進めましょう。


少々長くなってしまいましたが、
いかがでしょうか。

今回の内容を一言でまとめると、

「C問題は飛ばして、
 A問題,B問題の順に
 徹底反復すべし」

となります。

これが高得点への近道です。


ぜひ試してみてくださいね!



最後までお読みいただき、
ありがとうございました!


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